症状と治療

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肝臓への転移に
おける緩和ケア

肝臓は特に自覚症状があらわれにくい部位ですが、主な症状として、お腹の右側が張る感じ、みぞおちあたりの圧迫感などがあります。肝臓に転移した場合は、主にお薬による治療を行います。また、診断の目的で病巣の一部を採取(生検)することもあります。

アドバイス

転移・再発乳がんでは、お薬を中心とした継続的な治療が必要になります。そのため、1種類のお薬を使用するだけでなく、複数のお薬を併用して治療を行う場合もあります。現在はさまざまなお薬があるため、患者さんの状態によってそれらを上手に使い分けて、効果があるうちはそれを続け、効果がなくなってきた場合は別のお薬を使って治療を続けていきます。
このように、転移・再発乳がんでは、お薬でがんの進行を抑えたり、さまざまな症状を和らげたりする治療を続けて、がんと共存しながらもQOLの保たれた自分らしい生活を送ることを目指します。

出典:

  • 「患者さんのための乳がん診療ガイドライン2019年版」(日本乳癌学会編:金原出版第6版)