症状と治療

気になる治療の種類を
選んでください。

臨床試験4,7)

条件が適合する場合は臨床試験に参加するという選択肢もあります。

臨床試験は新しい治療薬を開発するために実際の患者さんに参加してもらい実施されます。試験で使うお薬はすでに承認されている場合もあれば、未承認の場合もあります。臨床試験では、新しい治療が
「期待通りの効果があらわれるのか」、「安全に治療できるのか」などを調べます。治療を決定するとき、また、治療を行っている途中で、臨床試験への参加について、担当医から提案されることがあります。

臨床試験の主なメリット・デメリットは以下のことが挙げられます。

メリット

  1. 新しい治療を試す機会を得ることができる。
  2. 臨床試験に参加すれば、あなた
    自身に役立つ可能性があるだけでなく、
    将来の患者さんの役に立つ
    場合もある。
  3. よりきめ細かな支援体制が得られる。
    (CRC※によるサポート)
    ※ 治療コーディネーター。治験業務の運営をサポートする人
  4. 治療費が無料になる場合もある。

デメリット

  1. お薬の服用以外にも、血液検査や
    画像検査、質問票の記入など、
    時間と手間が余分にかかる場合がある。
  2. 期待していた効果があらわれなかったり、説明された以外の副作用が起こることがある。
  3. 臨床試験を受けられる病院が限られているため、違う病院への通院が
    必要になる場合もある。

臨床試験の
開始までの主な流れ

  1. 参加可能な臨床試験を探す
  2. 臨床試験に参加できるか
    どうかを判断する

    *参加するための条件である
    「適格基準」を満たしているか
  3. 臨床試験の内容を
    十分に理解し、同意する

    *ご家族とも相談しましょう

臨床試験への参加を
検討しているときに
担当医に確認すること

臨床試験は、決してあなただけの
判断で決めないようにしましょう。

担当医とともに、臨床試験の
目的、対象、方法をきちんと
把握した上で、
参加する施設を
紹介してもらいましょう。

Q1 試験の目的を教えてください。


Q2 試験の期間を教えてください。


Q3 試験はどこで受けるのですか?


Q4 試験に参加するメリットは何ですか?


Q5 どのような副作用が予想されますか?


Q6 試験期間中に受ける治療、処置、検査の種類を教えてください。


Q7 試験に参加しても、今まで使っていたお薬をそのまま使うことはできますか?


Q8 試験に参加しても、今までの担当医と連携はとれますか?


Q9この試験に参加することで日常生活にどのような影響がありますか?


Q10 試験に参加している他の患者さんと話ができますか?


Q11 試験に参加するのにいくら費用がかかりますか?


Q12 試験への参加を途中でやめることができますか? 


など

臨床試験に関する
情報収集の方法

臨床試験に関する情報は
「がん情報サービス(国立がん研究センター)」
詳しい記載が
ありますので、ご参照ください。
さらに、同サイトの
「がんの臨床試験を探す」では、
現在臨床試験を実施している
医療機関を検索することが可能です。
もし参加したい臨床試験を
見つけたら、まずは担当医に
相談してみてください。

がん情報サービス
(国立がん研究センター)

がんの臨床試験を探す

出典: